ホームScience漢方薬・八味地黄丸にアルツハイマー改善の可能性 富山大が200人規模の大規模研究へ

漢方薬・八味地黄丸にアルツハイマー改善の可能性 富山大が200人規模の大規模研究へ

富山大学の貝沼茂三郎教授らは、伝統的な漢方薬「八味地黄丸」が軽度アルツハイマー病の認知機能改善に役立つ可能性を示したとして、全国25施設・約200人規模の比較実験を計画している。

これまでの67人を対象とした小規模実験では、従来薬に加えて八味地黄丸エキスを投与した患者の一部で認知機能の改善が確認されたが、確定診断前の患者も含まれていたため科学的根拠としては不十分だった。今回の大規模研究では、確定診断を受けた患者のみを対象に効果を検証し、治療薬としての実用化を目指す。

研究資金は、富大と連携する岐阜県飛騨市と共同で、ふるさと納税型クラウドファンディングにより2026年8月4日まで募る。飛騨市は薬草を活用したまちづくりを進めており、研究支援が地域の健康増進にもつながると期待している。

八味地黄丸は地黄など八種の生薬から成り、加齢に伴う腎機能低下や尿トラブル、腰痛などに用いられてきた漢方薬である。

用語解説

【八味地黄丸】

八味地黄丸は、地黄を含む八種類の生薬から構成される伝統的な漢方薬で、加齢に伴う腎機能の低下を補う目的で用いられる。排尿困難、残尿感、頻尿などの尿トラブルのほか、腰痛や手足の冷え、疲労感にも処方されることが多い。体力が衰え始めた中高年層の「腎虚」を改善する代表的な処方として長く使われてきた。

アルツハイマー治療に漢方薬 富大・貝沼教授ら研究本格化 八味地黄丸、軽度の症状に効果の可能性

出典:北國新聞

https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/2118456

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