ホームScienceフレイルは可逆的 運動・栄養・つながりが老いを変える

フレイルは可逆的 運動・栄養・つながりが老いを変える

フレイルは高齢期の健康を大きく左右する要因として注目されており、年齢そのものよりも重要視されつつある。

フレイルは固定的な状態ではなく、頑健からプレフレイル、軽度・中等度・重度へと連続するスペクトラム上にあり、時間とともに改善も悪化も起こり得る。

筋力低下や疲労、歩行速度の低下、体重減少などの身体的特徴に基づく評価法と、慢性疾患や認知機能低下、栄養不良、社会的孤立などの健康問題の蓄積として捉える方法がある。

早期の兆候としての歩行の遅さや疲労、体重減少は、生活習慣の改善による介入の好機とされる。特に週2回以上のレジスタンス運動や定期的な歩行、適切なタンパク質摂取はフレイルの改善や進行抑制に有効で、認知トレーニングを組み合わせると効果が高まる。

アイルランドの試験では、在宅プログラムによりフレイル率が大幅に低下した。さらに、運動を伴う社会活動への参加、地域への信頼、近隣との交流、心理的レジリエンスなど、身体以外の要因も回復に影響する。

研究は、フレイルが予防・遅延・改善可能な動的状態であることを示しており、日々の活動量、人とのつながり、目的を持てる行動が健康的な老いを支える。

まず自身の現在の状態を確認し、諦めずにそこから対策を立てていくことが重要な点である。

用語解説

【フレイル】

フレイルとは、高齢者にみられる心身の活力が低下した状態を指し、病気やストレスへの耐性が弱まりやすくなる概念である。筋力や認知機能、栄養状態、社会的つながりなど複数の要素が影響し、健康トラブルを契機に生活機能が急速に低下することがある。医学・介護分野では、老化の過程を理解し、適切な支援や予防策を検討するための重要な指標として用いられている。

One Sign of Aging Could Be a Powerful Predictor of Death if You Don’t Act

出典:science alert

https://www.sciencealert.com/one-sign-of-aging-could-be-a-powerful-predictor-of-death-if-you-dont-act

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