奈良先端大などの研究チームは、海馬の神経幹細胞で働くたんぱく質「Setd8」が加齢とともに減少し、その機能低下が認知機能の衰えにつながることをマウスで確認した。
Setd8を作れなくした若いマウスでは神経幹細胞と新生ニューロンが減り、記憶力も老化した個体のように低下した。
一方で、Setd8の産生を回復させると細胞の増殖能力やニューロン生成が改善した。
老化で機能を失った細胞を若返らせる可能性を示した成果であり、認知症治療の新たな手がかりになると期待されている。
金沢大の専門家は、加齢による記憶力低下の仕組みを明らかにした重要な研究だと評価し、認知症モデルでの効果検証を求めている。
「年取ると記憶力低下」に関係するたんぱく質、マウスで特定…奈良先端大など「脳を若返らせる可能性」
出典:読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20250612-OYT1T50091
