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歩く速さで寿命を予測 研究が示す「歩行速度」と健康の関係

person in black pants and white sneakers

マクマスター大学の研究者たちは、高齢者にとって歩行速度が「健康状態を示すバイタルサインのようなもの」だと指摘している。

若い頃は歩くことを意識せずにできるが、年齢を重ねるとバランスを取ったり周囲に合わせて動くために脳の負担が増え、歩幅が短くなったり前かがみになったり、両足が地面に着いている時間が長くなるなどの変化が起こる。

歩行速度は測定が簡単で、同年代の平均と比べることで自分の健康状態を把握できる。測定方法は、20メートルまたは6メートルの距離を歩き、中央部分の10メートルまたは4メートルの所要時間から速度を計算するというものだ。平均より遅い場合は、原因を考え、必要なら医師や理学療法士に相談することが勧められる。

研究チームは、筋力や柔軟性、脳の働きを高めるトレーニング動画も公開しており、週5〜6回、30分の歩行を推奨している。途中で短時間だけ速度を上げる練習を続けることで、歩行速度を改善できる可能性があるという。

速く歩けることは健康面だけでなく、信号のある横断歩道を安全に渡るなど実生活の安全にもつながる。また、ピッツバーグ大学の研究では、高齢者の歩行速度が寿命の予測指標になることも示されている。

地域のウォーキンググループに参加する人々も、歩行速度の重要性に納得しており、自分の速度を測ってみたいと話す。高齢者が活動を続けるには、屋内施設の利用しやすさや費用の負担も重要で、市のシニアセンターなどを活用することが勧められる。大切なのは「どこからでもいいから始めること」で、続けることで健康への良い連鎖が生まれるという。

用語解説

【バイタルサイン】

バイタルサインとは、生命維持に欠かせない身体の基本的な状態を示す指標のこと。一般的には、体温・脈拍・呼吸数・血圧の4つが代表で、医療現場ではこれらを測ることで体の異常を早期に察知できる。近年は、意識レベルや酸素飽和度なども広く使われており、健康状態を総合的に判断するための重要な情報源となっている。歩行速度を「第6のバイタルサイン」とみなす研究もあり、日常動作の変化から健康リスクを捉える考え方が広がっている。

Walk fast, live longer? McMaster University researchers say walking speed is an important health indicator

出典:CBC

https://www.cbc.ca/news/canada/hamilton/walking-speed-9.7024678

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