岐阜大学らの研究チームは、NMNが肝臓の修復を担う肝星細胞の老化を抑える働きを持つことを示した。
肝星細胞は肝臓の再生に欠かせないが、老化が進むと炎症や脂質蓄積が起こり、肝線維化や肝がんへつながる危険が高まる。
研究では、加齢や酸化ストレスで生じるHNEという有害物質が、肝星細胞の老化と機能低下を引き起こすことが確認された。
NMNは長寿遺伝子SIRT1の働きを取り戻し、HNEによる細胞老化の進行を強く食い止める作用を示した。
さらに脂質代謝酵素の発現を保つことで、肝星細胞への脂質蓄積を防ぐ仕組みも明らかになった。
これらの成果は、加齢に伴う肝機能の衰えや肝線維化を抑える新たな予防戦略につながる可能性を示している。
研究内容は2026年3月、国際誌『Chemico-Biological Interactions』に掲載された。
加齢による肝機能低下の新たな仕組みを解明
出典:岐阜大学
https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/03/entry16-14936.html
