中年期に適度なカフェイン入りコーヒーを飲む女性は、老後に慢性疾患を抱えず、認知・身体・精神の健康が良好な状態で年齢を重ねられる可能性が高いという研究結果が報告された。
研究は看護師を対象とした大規模調査のデータを用い、4万7000人以上の女性を30年間追跡したもので、50代で1日1~3杯のコーヒーを飲む習慣がある人ほど健康的な老化と関連していた。特に効果が見られたのはカフェイン入りコーヒーで、紅茶やカフェインレスでは同様の関連は確認されず、逆にカフェイン入り炭酸飲料の多量摂取は健康的な老化の可能性を下げていた。
専門家は、コーヒーが他のカフェイン飲料より健康効果を持つという過去の研究とも整合すると指摘する。ただし、この研究は観察研究であり、因果関係を直接示すものではない。生活習慣や食事など多くの要因を調整しても、他の変数が影響している可能性は残るという。また、コーヒーの効果は女性のホルモン変化や体質によって異なるため、誰にでも当てはまるわけではないと研究者は強調する。
適度なコーヒー摂取は健康的な食生活の一部になり得るが、長寿を目的に新たに飲み始めたり摂取量を増やしたりすることを推奨するものではないと結論づけている。
用語解説
【カフェイン】
カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれる天然の刺激物で、中枢神経を活性化して眠気を抑え、集中力や注意力を高める作用を持つ。体内ではアデノシンという“眠気を促す物質”の働きを妨げることで覚醒効果を生むほか、代謝をわずかに上げ、運動時のパフォーマンス向上にも関わる。適量なら健康に良い影響が報告されている一方、過剰摂取は不眠や動悸を引き起こすことがある。
カフェイン入りコーヒーを適度に摂取、女性の健康的な老化と関連か 25年研究
出典:CNN
